懲戒処分:酒気帯び運転の講師免職 県教委、今年度9件10人 /岡山
2010年1月23日16時0分配信 毎日新聞
県教委は22日、県立西大寺高校の松本長将講師(24)=東区広谷=を、酒気帯び運転のため同日付で懲戒免職処分にしたと発表した。県教委と岡山市教委による懲戒処分は今年度9件10人に上り、件数では02年度以降最多。県教委は同日、県立校の教職員約5000人に注意喚起のメールを送ったほか、25日には緊急校長会を開く。【石川勝義】
県教委によると、松本講師は昨年12月、岡山市内であった学校関係者の忘年会などでビールや焼酎を飲み、店の駐車場で約3時間仮眠後、約5キロ離れた教職員宿舎まで酒気帯び状態で普通乗用車を運転した。帰宅途中、呼気1リットル当たり0・25ミリグラムのアルコールが検出されたため岡山中央署員が検挙。今月13日、道交法違反(酒気帯び運転)の罪で岡山簡裁から罰金30万円の略式命令を受けた。
松本講師は検挙されたことを約10日間報告せず、理由を「言いづらかった」と説明。森本明美校長も監督責任を問われ、22日付で文書訓告を受けた。門野八洲雄教育長は「不祥事再発防止に取り組むさなかの酒気帯び運転で痛恨の極み。県民に心からおわび申し上げます」とコメントを出した。
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また県教委は同日付で、女子中学生のわいせつ画像を撮影したとして児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で再逮捕された津山市立津山東中の教諭、山本健司被告(49)=脅迫罪などで起訴=を起訴休職処分とした。事件の解明を待って再度処分を検討するという。
1月23日朝刊